こんな方におすすめ
- ファンクラブと後援会の違いについて理解したい方
- 金額の違いや提供するグッズについて確認したい方
ファンクラブと 後援会はどう違う
チームを応援するファンクラブと後援会。
同じチームを応援するのに、どうして2つの区分があるのでしょうか。
解説していきたいと思います。
運営主体の違い
ファンクラブはチームが運営するのに対し、後援会は「○○後援会」というチームが認定した任意団体が行います。
後援会は任意団体のため、その団体で収支計画書、事業計画書を作成し、計画に沿って事業を行います。
分かりやすいので、サッカーJリーグの松本山雅を例にします。
松本山雅にはファンクラブに当たる「クラブガンズ会員」と後援会に当たる「山雅後援会」が存在します。
山雅後援会は任意団体で、その団体が事業計画と収支予算を立てて、松本山雅のチームの応援を行っています。
収支予算書には後援会の収入のうち、30%を松本山雅にサポートすることが見て取れます。
ファンクラブはクラブが運営し、後援会は別組織である任意団体が運営することが大きな違いです。
設立方法
ファンクラブはクラブが自ら運営するものですので、金額や特典を自由に決定できます。
後援会はまず後援会長を決定しなくてはいけません。
後援会はチームを支援する団体ですので、その長となる後援会長はチームを応援していることも重要ですが、お金を集めることができるネットワークや人物であることが大切。
その地域の有力企業の社長さんや、自治体の長などが一般的に就任します。
その上でそれを補佐する副会長や事務局を備え付けて、組織として、後援活動を行っていきます。
まずは後援会長に誰に就任いただくかが、もっとも大切なポイントになります。
特典をどう決めるか
ファンクラブ
ファンクラブはスポーツチームのファン向けですので、応援グッズなどのファン向けの特典を準備します。
例えば、応援マフラーや応援Tシャツなどです。
会費に対する返金率も50%~70%にして、ファンがよりチームを応援しやすい商品ラインナップにしていきます。
後援会
後援会は法人と個人に分けるのが一般的です。
特典は法人向けは会社に飾ることができるプレートなどが一般的。
個人は応援グッズよりも主催イベントなどの出席をご用意します。
ファンクラブは試合を応援するファンに対し、後援会はスポーツでの地域振興を応援する個人や法人のイメージです。
まとめ
いかがでしたか。
ファンクラブも後援会もスポーツチームを運営する上で欠かせない組織です。
基本的な違いを理解し、チームの目的のためにうまく活用していきましょう。
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