スポーツの仕事がアメリカではドリームジョブと呼ばれています。
ドリームジョブを手に入れるために、何万人もの候補者の中から選ばれなければならない高倍率の仕事。
楽天イーグルスが設立したとき、職員のわずかな採用枠に応募が殺到したように、日本でもスポーツ業界、特にプロ野球やJリーグのような花形スポーツへの人気は高い。
スポーツがドリームビジネスである魅力を3つのポイントで説明します。
注目度と影響力の高さ
スポーツビジネスは人が集まるビジネスであり、一番の魅力はやはり試合。試合は劇場、筋書きのないドラマが展開される。
押し寄せてくるファン、華やかなピッチ、能力のある選手、すべてが一体となったとき想像以上が感動が生み出される。
とにかく注目度が高いのがスポーツビジネス。観客も聴衆もメディアもプレーや結果に一喜一憂する。
その注目度の高さは一般の企業と比較できない。毎日、メディアで自社のニュースが流れることはほとんどないが、スポーツチームであれば、毎日結果やニュースが流れ、人々がSNSで取り上げる。
朝の挨拶はスポーツの結果で始めることも多い。
とにかく業界への注目度の高さと影響力の大きさがスポーツビジネスの魅力である。
ファンの熱狂度
スポーツビジネスはファンビジネス。
プロ野球であれば、毎日、30,000人~50,000人のファンが球場まで、移動し、チケットを購入し、グッズを購入し、チームを応援し、飲食し、また家まで帰っていく。
このファンに囲まれてチケット戦略やグッズ戦略、イベント戦略を考えてどんどん投入していく。
注目度の高い業界で、圧倒的な目に見えるファンを相手に、仕事ができる魅力は何物にも代えがたい。
関係者が多い
スポーツビジネスに利害関係者(ステークホルダー)が圧倒的に多い。
とにかくいろんな人に会える。
サポーター・ファン・ファンクラブ会員・後援会員・スポンサー企業・応援企業・行政(自治体)・競技団体・メディア、などなど。
いろんな方を巻き込み、一喜一憂できる。スタジアムの中でも、外でも、チームの話題であふれかえる可能性をもっていることに、スポーツビジネスの大きな魅力がある。
営業であれば、スポーツチームの営業ということで普段は会えない社長にも会える機会は多い。
たくさんのメディアにも会えるし、情報発信もできる。取り上げてもらえる。
その場を獲得できれば大きく人に影響を与える可能性を獲得できることになる。これを生かすも殺すも、ビジネスの取り組み次第である。