スポーツビジネスに就職する方法について。
先日、大学の講義でスポーツビジネスと仕事について話す機会を得た。
これまでも何回かお話する機会があったが、なぜ私がそのような機会を得れたかというと、私がスポーツビジネスの現場を経験したからにほかならない。
スポーツチームの立ち上げからの経験は、他人から見ると貴重らしい。
話したことは「スポーツビジネスに就職する方法」「スポーツ界で活躍する方法」である。
スポーツビジネスに就職するには
まずはスポーツビジネスに足を踏み入れるには
スポーツビジネス業界の近くにいる
スポーツビジネス業界は大きいようで小さい。
人脈が非常に大切な業界でもある。
私の回りのでスポーツチームで働いている人は学生時代からスポーツチームやトレーナーやインターンやアルバイトで、何かしらスポーツビジネスの近くにいる。
そこから引き抜かれていくことが多い。
だから、まずはスポーツビジネスの近くに学生時代から足を置いておくことが重要。
スポーツ界はまだまだ規模が小さい
野球のトップの売り上げを誇るソフトバンクで売上270億円、阪神タイガースで売上200億円、浦和レッズで70億円、ガンバ大阪で50億円、J2のクラブ5~10億円、J3で1億~2億円。
10億円規模なら地方の中小企業なみで、プロスポーツのそのほとんどが零細企業。雇用も定期的な採用は一部のチームに限られ、そのほとんどが人脈での採用である。
零細企業の採用は失敗ができない。だからできる限り失敗の少ない選択「自分が知っている人」を採用する。だから、就職を目指す人はスポーツ界に近いところに身を置くことだ。
スポーツビジネススクールに通う、スポーツアルバイトで働く、インターンするなど、スポーツ業界のスタッフと接点を増やすことが就職への第一歩だ。
スポーツビジネスで活躍する
スポーツビジネスで結果を出す方法について。
スポーツビジネスで活躍するには、学生からスポーツビジネスに就職しないことだ。
逆説的だが、これが正しい。
活躍するとは、ある分野でプロフェッショナルになること。
人よりとびぬけた技能や経験が必要だ。
ところが運よく学生からスポーツチームに入社できても、労働作業の仕事の量がどちらかというと多く、仕事をこなすことでいっぱいになってしまう人が多いように思う。
2~3年しても人が大きく増えることがないから、ひとつのことに集中して能力を上げることは難しい。
忙しいだけで、自身の専門性が身につかない。
だから、私は学生の皆さんに、スポーツ界で本当に成功したかったら、まずはスポーツ界に入らないことと、お伝えをした。
10年でも20年でも、自分の専門性を身につけて、それからどうしてもスポーツで人を幸せにしたいのなら、それからでも遅くない。